Column

コラム

最近の次亜塩素酸水に関する報道について

2020年06月02日

独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)が発表した次亜塩素酸水の有効性についての弊社の見解です。

 

はじめに・・・
セラ水は、手肌の除菌、加湿器での噴霧をしても安全な除菌水です!!



今回の独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)による発表の結論は、
『「次亜塩素酸水」については、今回の委員会では判定に至らず、引き続き検証試験を実施することとなった。』
ということであり、
「次亜塩素酸水が有効ではない」と立証された訳ではありません
引き続き検証を行っている段階です。
そもそも有効性が期待されているので検証を行っているのであり、引き続き検証が行われるということは、まだ有効性を確認できる期待があるということです。事実、今回の報告の詳細を確認すると、下記の通り、一部の結果においては有効性が確認されているとも報告されています。
━━…━━…━━…━━…━━…━━…━━…━━…━━…━━…━━…━━…━━…━━…━━…━━…━━…━━…━━…━━…━━…━━…━━…━━…━━…━━

[中間結果のまとめより抜粋]

微酸性電解水(実測値:pH5.0、ACC 49ppm)では、測定したすべての反応時間において99.9%以上 の感染価減少が認められた。1分及び5分においては99.99%以上の感染価減少であった。

(国立感染症研究所の検証試験)

 ※上記の実測値が、検査された次亜塩素酸水7種の中で最もセラ水に近い値であった。しかし、北里大の検証試験においては、同等の実測値においてウイ ルス不活化効果は認められなかった。場所、製法、pH値/塩素濃度により結果に違いが出ているため、引き続き検証していくことになったと推測される。製法が違っても、有効塩素濃度と溶液のpHが同等であれば効果は同じとみなすと報告内で明記されている。
━━…━━…━━…━━…━━…━━…━━…━━…━━…━━…━━…━━…━━…━━…━━…━━…━━…━━…━━…━━…━━…━━…━━…━━…━━…━━


商品の詳細表記について
またNITEは、販売されている次亜塩素酸水に表示が必要な内容について提起していますが、
シャロームでは必要事項をネットショップの商品ページに掲載しています。

 

製法: 独自の特許技術による「希釈混合」新製法 (特許第4413983号)

原料:水、次亜塩素酸ナトリウム、希塩酸

反応式: NaClO + HCl → HClO + Na(+) + Cl(-)

pH値: 6.5±00.5

 ※生成機搭載のpHセンサーにより常時pH値を監視し記録しています

残留塩素濃度: 基準設定値 50ppm

製造日:商品ラベルに記載
使用可能期間:冷暗所にて密閉状態での保管で1年以上効果が持続

 

●有効性と安全性について

生成機販売メーカーが作成したSDS(安全データシート)に、皮膚への付着に対して無刺激、吸入した場合も無反応と検証結果が出ています。有害性はないと実証されています。生活環境下での安全性についても、噴霧テストがなされており、無毒性・無害で環境に安全であることが確認されています。皮膚に対しても、眼に対しても無刺激であると確認されています。セラ水は、食品添加物だからという理由で安全性を謳っているわけではありません。きちんとしたデータに基づき安全性を謳っています。

 

超音波加湿器による噴霧について、SDSによる安全性の確認に基づき、弊社では空間噴霧が効果的と推奨しています。今回の報道では、コロナウイルス対策としての「空間噴霧」は推奨しないと言っているに過ぎません。 健康被害が出ているのは、次亜塩素酸ナトリウム(ハイター)を希釈したものを次亜塩素酸水 と勘違いして噴霧したケースによると推測されます。 弊社が運営する10を超える介護施設において7年前から、加湿器による常時噴霧、スプレーよる手肌の除菌も行なっておりますが、健康被害が出たことも、手肌が荒れたという報告すら一度もありません。

SDS(安全データシート)の確認はこちら

※SDSとは、「安全データシート」のSafety Data Sheetの頭文字をとったもので、事業者が化学物質及び化学物質を含んだ製品を他の事業者に譲渡・提供する際に交付する化学物質の危険有害性情報を記載した文書のことです。労働安全衛生法では、化学物質を安全に取り扱い、災害を未然に防止することを目的に、化学物質を譲渡・提供する場合には、その化学物質の危険有害性等を記載した文書(SDS)を交付するなど情報の提供が義務づけられています。(楽天では商品ページに掲載)


●使用上の注意

・次亜塩素酸ナトリウム(ハイターなど)とは性質が全く異なりますのでご注意ください。

・トイレ用洗剤、塩酸、酢などの酸性物質との混合又は併用は、絶対にしないでください。

・無香料タイプですが菌に反応し若干の塩素臭がする場合があります。

・飲料ではありません。

・高温や直射日光を避け、通気性のいい場所・子供の手の届かない場所で保管して下さい。

・予め対象物の汚れを落として使用してください。

 

◉有効性に関する実証実験
エナジックインターナショナル&北海道大学人獣共通感染症リサーチセンターによる共同研究において、
「次亜塩素酸水」に、新型コロナウイルスの感染性を失わせる不活化効果があることを実証したという報告もYahooニュースに掲載されました。しかし、こちらは大きく報道されていないのは非常に残念です。

https://news.yahoo.co.jp/articles/e2af2c64a0f3a4f1372d115ee9711e87af09c8d6

 ※実験で使われた次亜塩素酸水は、セラ水とpH値と濃度が異なるので、広い意味での次亜塩素酸水の効果実証の一例と捉えるべきですが、今後、効果はさらに実証されていくでしょう。

━━…━━…━━…━━…━━…━━…━━…━━…━━…━━…━━…━━…━━…━━…━━…━━…━━…━━…━━…━━…━━…━━…━━…━━…━━…━━

このコロナウイルスの拡大により4月以降、次亜塩素酸水を称する商品が大量に世に出回りました。その中には、塩素濃度やpH値が表記されていないものすらあり、安全性が確認できないような商品を多くあることは事実です。ですので、皆様におかれましては、正しい理解で「安全」で「効果のある」商品をお選び頂き、日々の衛生管理に活用いただければと思います。

購入する時のチェックポイント
①有効塩素濃度は表記されていますか? 
 ▶︎100ppmを超える次亜塩素酸水は危険で取扱注意です。50ppmが安全でありながら高い除菌力を発揮できる値です。
②pH値は表記されていますか?
 ▶︎表記のない商品は避けてください。また安定性
(±の幅)の記載もチェックしましょう。pH6.5は弱酸性で安全です。
③製造元・製造日は記載されていますか?
 ▶︎表記のないものは避けましょう。
④安全性を裏付けるデータ(SDS=安全データシートなど)が確認できますか?

シャロームのセラ水は?
① 有効塩素濃度 50ppm (生成時基準)
② pH値 6.5±0.05 (弱酸性)
③全ての商品に製造元と製造日を記載しています。
④SDSで安全性を確認できます。(楽天ショップのみ商品ページにSDSを見るリンクがあります)

 =全ての面で安心してお使いいただける商品です。

SDS(安全データシート)の確認はこちら

[手肌への使用について]
セラ水は50ppm、pH6.5±0.05 で生成された製品を用いて、各種安全性試験を行い、人体に害が無いことを確認しています。

一般的に、人やペットなど生き物に対して、安全な塩素濃度は80ppmまでが限度とされています。80ppmを超える塩素濃度の次亜塩素酸水を手指の除菌に使用することは危険ですが、「高濃度でたっぷり入ってお得!」という謳い文句の商品が非常に多いので、ご注意ください。希釈せずに使ってしまったり、希釈配分を間違えると危険です。また、pH値も強酸性のものや強アルカリ性のものは、いずれも人体(皮膚)に安全とは言えませんのでご注意ください。

[加湿器による空間噴霧について]
セラ水は
50ppm、pH6.5±0.05 で生成された製品を用いて、各種安全性試験を行い、目の刺激、皮膚への刺激、吸引に対して無刺激、無害であることを確認しています。


報道されているような危険性は、セラ水には当てはまりません。しかしながら、niteによる報告にあるように、次亜塩素酸水の空間噴霧による「新型コロナウイルス」への有効性を示すデータは、現段階ではまだありません。ですので、セラ水に限っては安全にお使いいただけますが、効果が証明されていないので使わないという方もいれば、効果を期待して使うという方もおられると思います。何れにしても、安全性の確認は必ず行って、正しい理解で使用することが大事です。

 
SDS(安全データシート)の確認はこちら


【注意】
ハイターなどの次亜塩素酸ナトリウム水溶液を希釈しても次亜塩素酸水にはなりません。全くの別物ですので、混同しないでください。次亜塩素酸ナトリウムは強アルカリ性で人体にとって非常に危険です。絶対に、スプレーや加湿器で噴霧したり、手肌に触れることのないようにしてください。